ロックなおじ

私には変わったおじがいる。
まだ幼少のころ、おじはサラリーマンの傍らバンドを組んでいた。
近所の小さなライブハウスで細々とライブをしたりするくらいの腕前はあったようだ。
それでもプロになれるほど世の中甘くなく、ほぼ趣味的な感じでやっていたと思う。
仕事が無い日は髪の毛をいつもリーゼントにしていて、服装も背中に竜やトラの刺繍が入った革ジャンを着ていた。
何故か前歯を一本だけ抜いて、わざと治さないでちょっと悪っぽくみせようといているのもおかしい。
それでもハートは温かくて、たまに私や弟にドラム 練習方法を教えてくれたりライブにもよく招待してくれた。
そんなおじももう50代間近。今は少なくなった髪を無理矢理リーゼントにして、職を転々をしているそうだ。
なんだかアウトローもここまでくると物悲しい。
でも本人はとても楽しそうな人生を送っているのでよしとするか。、いつも彼は親戚の笑いの種になっている。

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